「サヤ滑り取り」について

サヤ取り 概要

サヤ滑り取りもサヤ取りと同じく世界の三大利殖の一つとされる投資手法と言われてます。先物市場では限月と呼ばれる月別に期限が満了する取引が設定されてます。納会月に近い限月を期近限月、発会月に近い限月を期先限月と呼ばれます。期近限月と期先限月に価格差はありますが、この値ザヤが期近から期先になるにつれて高くなっている状態を順ザヤといい、逆に期近の方が高い状態を逆ザヤといいます。

順ザヤの状態はコンタンゴ、逆ザヤの状態をバックワーデーションとも呼ばれています。通常の商品相場はコンタンゴである状態が多いです。これは商品の特性によるもので、期先になるにつれて保管料や金利などのコストが上乗せされ、また在庫過多の状態となれば期近限月が売られやすくなるからです。サヤすべり取りはこのコンタンゴの特性を利用して収益化します。期先限月を空売りして納会月まで売りつないでいけば期先と期近の値ザヤ分を利益として取り続けることができます。ただし逆ザヤの状態になった場合はこの方法は使えませんので、ポジションを持っている場合はすみやかに撤収する必要があります。地政学的な出来事が起きて商品の需要が多くなったり、在庫が逼迫したときに逆ザヤの状態になりやすいので注意が必要です。

下記の銘柄は通常順ザヤの状態が多いです

原油や天然ガスなどエネルギー銘柄、金や銀などの貴金属、大豆やコーンなどの穀物

順ザヤを売り続けるだけですのであらゆる投資手法の中でも一番シンプルです。目先の動きに一喜一憂せず腰を据えて取り組むことが成功する秘訣です。FXのスワップポイントの享受、株式の配当金などの収益に似ているでしょうか。

先物市場の取引所でなくてもCFD取引(業者との相対取引)でも代用することもできます。

参考文献

著者プロフィール
サヤトリうさぎ

確率論統計学を専門とする個人投資家。得意な手法はサヤ取りをはじめとする裁定取引。資産運用について少しでも役に立てれば思いこのサイトを作りはじめました。

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